車のガラスやバンパーに虫がついてしまうと、自動洗車だけでは落ちないほどの厄介な汚れとなりがちです。
多くの人が「早めに洗車しないと汚れが取れにくくなる」とよく言われますが、実際には「そんなに頻繁に洗車できない」「洗車する時間が取れない！」と思うのが現実ではないでしょうか。
しかし、今回紹介する簡単な裏技を使えば、時間が経過してしっかりこびりついた虫の汚れも楽に落とせます。
長時間放置した汚れであっても、心配無用です！
休日を利用してこの方法を試せば、無理なく汚れを落とし、「すぐに洗わなければ」という焦りからも解放されるでしょう。
家にあるものでカンタン解決！虫の汚れを落とす裏ワザ
自宅にある一般的なアイテムを使って、車にこびりついた虫を手軽に取り除く方法があります。
その秘密のアイテムとは、「家庭用洗剤」です！
高価な専門の虫取りクリーナーや特別な洗車サービスを利用する必要は全くありません！
家庭用洗剤を使えば、虫取りクリーナーが引き起こすことがある車のコーティングの損傷の心配もなく、安心して使用できます。
ただし、この方法を実践する上で、小さな注意点があります。
その正しい使い方をこれからお伝ええします。
家庭用洗剤で虫の汚れを落とす手順
車についた頑固な虫の汚れも、家庭用の洗剤できれいにすることができます！
特に、油汚れに強い中性洗剤を選ぶと、より高い効果が期待できます。
ここでは、家庭用洗剤を用いた虫汚れ落としの具体的な手順を紹介します。
家庭用洗剤を使った虫汚れ除去の手順
1. まず、ホースで車全体に水をしっかりとかけます。もし高圧洗浄機を持っていれば利用して、事前に汚れをできるだけ落としておくと良いです。高圧洗浄機がない場合でも、ホースの出口を絞って水圧を高めることで似た効果が得られます。
2. 次に、バケツに洗剤を入れ、シャワータイプのノズルで水を加えてよく泡立てます。この泡立ちが、車体を傷つけることなく汚れを落とす助けとなります。洗剤の量は、普段食器を洗う際に使う程度で十分です。
3. この泡立った洗剤水をスポンジに取り、車の表面を優しく磨きます。
実際に試すと、市販のカーシャンプーよりも汚れが落ちやすいと感じるかもしれません。
特に、窓ガラスの汚れはほぼ完全に落とせます！！
車のガラスコーティングやワックスのことを心配される方は、中性洗剤の使用をお勧めします。
もっと強力に虫汚れを取り除きたい場合は、アルカリ性洗剤を使うのも一つの方法です。
お湯で虫汚れを落とし、その効果は？
先に紹介した洗車のコツでは、高圧洗浄機を使用することをお勧めしましたが、この時、お湯を使用すると効果が若干向上することもあります。
しかし、お湯を使わないと汚れが落ちないわけではありません。
準備が難しくなければ使用を検討するくらいで十分です。
確かに、お湯を使うことで汚れがすんなりと落ちる訳ではありませんが、車に微細な傷を付けたくない、可能な限り丁寧に対応したいという方には、試す価値はあるでしょう。
お湯を使用してスポンジで擦ることで、頑固な虫汚れが落ちやすくなることもあるようですが、お湯に対する過大な期待はせず、実際にどの程度効果があるのかを見極めつつ使うのが賢い選択です。
コーティング車への影響は？虫取りクリーナーの実態
虫取りクリーナーは、こびりついた虫を柔らかくし、浮かせて取り除きやすくする製品です。
これにより、固くこびりついた虫を確かに取り除きやすくなりますが、製品に含まれる洗浄成分がガラスコーティングやワックスなどの油分を含むコーティングを剥がしてしまう可能性があるというリスクがあります。
一般的に、簡易ガラスコーティング剤は、表面張力や食物繊維、炭素などが車体に密着しています。
しかし、虫取りクリーナーに含まれる界面活性剤や強い洗浄力が、これらコーティング成分を剥がしてしまうことが問題となります。
従来のワックスも、洗浄成分によってその油分が取り除かれ、ワックスの保護効果が失われることがあります。
このため、虫取りクリーナーを使用した後は、コーティングやワックスの再施工が必要になる場合があります。
特に、耐久性の高い塗膜を厚く施しているガラスコーティングの場合、虫取りクリーナーの使用で表面のコーティングが損なわれることがあり、再コーティングが必要になる場合もあります。
ただし、最近ではガラスコーティングされた車にも対応した虫取りクリーナーの製品も市場に登場していますし、このような製品を選択することで、コーティング車における使用のリスクを軽減できるでしょう。
プラスチックボディ車に適したクリーナーの選び方
車には、プラスチック素材を主体として構成されたモデルが存在します！
これらの車には、虫取りクリーナーやアルカリ性、酸性の洗剤の利用は避けた方が良いとされています。
アルカリ性の洗剤を使用すると、プラスチックに含まれる油分が分解され、その結果、ボディのひび割れなどのダメージの原因となる恐れがあります。
これが原因で、長期間にわたる使用が難しくなることもあります。
しかし、「プレクサス」というプラスチック専用クリーナーがあり、この製品はプラスチックを傷めずに汚れを除去し、同時にワックス効果も果たしてくれます。
また、プラスチック専用クリーナーの中には研磨剤を含まない製品も多いため、プラスチック製ボディの車には、強力な洗浄成分を持つ虫取りクリーナーよりもこれらの製品を選ぶべきです。
