バルサン使用時に起こりうる、火災警報器の誤作動への対応方法は、意外と簡単です！
バルサンを使う際に警報器が鳴ってしまったらどうするのか、という基本対処法と、それに加えて、警報器がバルサンにどう反応するかの見分け方や、使用前にしておくべき警報器カバーの準備についてもお伝えします。
これらを理解することで、警報器に関するご心配を少しでも減らせればと思います。
バルサン使用時に火災警報器が作動した際の対処法
バルサンの使用により火災警報器が作動してしまった場合、以下のステップで対応しましょう。
- 最初に、窓を開けて煙を外に放出します。
- 警報器が鳴り続けるなら、ボタンを押すか、引き紐を引いて停止させます。
通常、警報器は換気を行うことで停止することが多いですが、鳴り止まない時は警報器自体を操作して止める必要があります。
「警報が鳴り続けたら、消防署に自動的に通報されるのでは？」と不安に感じるかもしれませんが、家庭用の火災警報器はそうした自動通報機能を持っていないため、慌てずに対処しましょう。
この情報を知っておくだけで、かなりの不安を軽減できるはずです。
賃貸住宅の場合、警報器が施設用として管理されていることがあります。
自分で停止できない場合は、管理室に連絡して警報を止めてもらうようにしてください。
バルサン使用時に反応しない火災警報器の見分け方
火災警報器には、熱を検知するタイプと煙を検知するタイプの2種類があります。
熱検知型ならば、バルサンの煙による誤作動の心配がないため、安心して使用できます。
設置されている警報器がどちらのタイプに属するかは、その外観から判断できます。
具体的な見分け方は以下のとおりです。
- 熱検知型の警報器は、しばしばライトやガスコンロの台に似た形状をしています。
- 煙検知型の警報器は、中心部に隙間があり、UFOのような外観をしていることが多いです。
これらの特徴を覚えておくことで、バルサンを使う際に警報器が誤って作動することを防ぐ手助けになります。
使用前には身近なもので火災警報器にカバーを！
バルサンを使う予定なら、火災警報器にカバーをかけておくと安心です。
この小さな一手間で、煙による誤作動を防げます。
警報器はとても敏感に設計されているため、煙がセンサーに入らないように完全に覆うことが大切です。
バルサンには便利な火災警報器用のカバーが付属していることがありますが、もし足りなかった場合は、ビニール袋やラップでも代用可能です。
スーパーやコンビニのビニール袋で十分対応できますが、さらに、ビニール製のシャワーキャップや使い捨て手袋もカバーとして活用できます。
カバーで警報器が完全に隠れるようにして、輪ゴムやテープでしっかり固定すれば、準備は完了です。
100均で見つける！火災警報器のカバー代用品
市販されている専用の火災警報器カバーを見つけるのは難しいですし、フリマアプリではセット販売が一般的で、5個セットが300円から500円で売られています。
しかし、100均には火災警報器のカバーとして使える商品があります！
これらを利用すれば、手軽に火災警報器を保護できます。
火災警報器カバーの代わりになる100均の商品は、以下の通りです。
- シャワーキャップ
- ポリエチレン手袋
これらを警報器にかぶせて、輪ゴムやテープ、を使ってしっかりと固定するだけで、煙から警報器を守れ、コストもほとんどかからず、簡単に対策できるのでお勧めです。
火災報知器対策！ブレーカー落としは効果ある？
マンションでバルサンを使用する時、火災警報器への対応が頭の痛い問題です。
カバーをかける作業は面倒で、使い勝手にも影響します。
「ブレーカーを切れば火災報知器が鳴らないのでは？」と思う方も多数いるかもしれませんが、残念ながらそれで鳴動を防げるわけではありません。
実は、火災報知器は単純に電源をオフにするだけでは止まるような仕組みではなく、メインの電源が切れた際も機能するようバックアップ電源が備わっています。
このバックアップ電源のおかげで、停電や電源トラブルがあっても報知器は正常に働きます。
ですから、ブレーカーを落としても、報知器は作動可能な状態を保つのです。
さらに、マンションによってはブレーカーを落とすこと自体が障害とみなされ、警備会社や管理者へ通報されることも無いとは言えません。
そのようなシステムがある場合、ブレーカーを切る行為が別の問題を招く可能性があります。
そのため、バルサンを使用する際には、報知器をカバーするなど別の方法を考えるか、事前に警備会社や管理者に相談して、適切な方法を探ることが大切です。
正しい対応で、安全に室内環境を守りましょう！
まとめ
バルサンを使用するときは、火災報知器が誤って反応する可能性があります。
もし報知器が鳴り始めたら、冷静に対応して、まずは換気を行うことが大切です。
火災報知器を誤作動させないようにする一つの方法は、専用のカバーを使うことですが、これらのカバーが報知器の働きを阻害する可能性があるため、普段からの使用はお勧めできません！
ビニールやラップなどの代用品を使用する場合もありますが、これらの材料が報知器の正常な機能を妨げる恐れがあるので、取り扱いには慎重さが求められます。
バルサンを使う前には、誤作動のリスクを減らすため、周りの物を適切に配置し直したり、換気口を覆わないようにするなど、事前準備を講じることが望ましいです。
