多くの家庭で犬を飼っているため、ペットショップはよく訪れる場所となっています。
愛犬のごはんやおもちゃを購入した後に、店頭に並んでいる子犬たちを見るのが一般的な流れです。
ペットブームの影響で、子犬や子猫の入れ替わりが非常に早い状況です。
ただし、長い間ペットショップに残っている子も存在します。
「その子たちはどうなるのだろう?」と不安に思う方もいるでしょう。
保健所での処分や、行き先がわからないケースも耳にすることがあり、心配になることがあります。
現在では、動物愛護が進んでおり、多くのペットショップがこのような事態を避ける対策を取っています。
家庭によってはすでにペットがいるため、新たに迎えることを考えない場合もありますが、「売れ残った子が新しい家族に出会えるといいな」と願う人も少なくありません。
そのような場合、「少し価格が下がると良いな」と感じることもあるかもしれません。
命を迎えることに慎重になる方も多いでしょうが、値引きされた分をペット保険に充てるなど、準備を整える方法も考えられます。
今回は、ペットショップで売れ残った子が値引きされるかどうかについて調査しましたので、参考にしてください。
ペットショップの売れ残り期間は?値引き交渉のベストタイミングとは?
ペットショップで販売される犬や猫は、主に生後2〜3か月の幼い時期に並ぶことが一般的です。
小さい頃ほど人気があり、価格も高めに設定されていますが、生後4か月を過ぎると「売れ残り」として扱われることが多くなります。
ただし、4か月程度ではまだ大きな値引きが行われることは少ないです。
生後5か月から6か月になる頃には、販売される可能性が低くなり、大幅な値引きがされることもあるでしょう。
従って、値引き交渉を考えるなら、生後4か月以降が目安です。
月齢が進むほど、交渉のチャンスも増えることが一般的です。
しかし、売れ残った子がどれくらいの期間ペットショップにいるかは店舗により異なります。
半年でいなくなる店舗もあれば、1歳を過ぎても店頭にいる場合もあります。
気になる場合は、店員に確認してみると良いでしょう。
多くのペットショップでは、月齢の進んだ子は他の手段で引き取られることもあるので、店舗に相談するのも一つの方法です。
ペットショップで売れ残った子は必ず値下げされる?値下げの目安は?
ペットショップで売れ残った犬や猫は、生後4か月を過ぎると値下げされることがありますが、どの程度の値下げが行われるかは気になるポイントです。
訪れるペットショップでは、生後半年を過ぎた子を見ることはあまり無いとおもいますが、生後4か月で30万円の子が25万円に値下げされていることはよくあります。
また、別のペットショップで見かけた例では、他の子犬が20万円以上の価格帯である中、生後半年を過ぎた子が10万円台に値下げされていました。
このように、売れ残った子犬は、場合によっては半額以下にまで価格が下がる可能性もあるのです。
さらに、交渉次第では、値引きだけでなく、ケージなどの付属品を追加で提供してくれる場合もあると聞いています。
特に、生後半年を過ぎてかなり値下げされている場合、値引き交渉をしてみる価値があるかもしれません。
もちろん、必ずしも値引きがされるわけではありませんが、ペットショップ側としても、売れ残ったままより新しい家族に迎えられる方が望ましいと考えることが多いです。
中には、売れ残った子を大幅に値引きしたり、ワクチン代のみで譲渡されるケースもあります。
また、ペットショップによっては、売れ残った子をセール価格で提供することや、譲渡会を開催して新しい飼い主を探すこともあります。
「特定の犬種にこだわりがない」という場合は、動物愛護センターや保護団体が開催する譲渡会に参加するのもお勧めです。
これらの団体では、譲渡に際して審査があったり、寄付金が求められる場合もありますが、ペットショップで購入するよりも負担が少ない場合があります。
まとめ
現在では動物愛護法の進展により、ペットショップで売れ残った子たちが適切に保護されるケースが多くなっています。
ただし、依然として店舗によっては異なる対応がされることもあるため、気になる場合はお店の方針を確認することが大切です。
売れ残った子を迎えたいと考えた場合、値引き交渉を試みるのも一つの方法です。特に月齢が進んだ子は、交渉の余地があるかもしれません。
ただし、ペットを家族に迎えるというのは「かわいそうだから」という感情だけで決めるものではありません。
飼育には責任が伴うため、衝動的な購入は避け、しっかりとした準備と計画を立てることが重要です。
家族での相談やしつけ、住環境などを十分に考慮し、新しい家族として迎える準備が整ったら、是非その子に最良の環境を提供してあげてください。